創業の想い

多くの日本企業が国外に活路を求めて海外進出を進める中で、「日系銀行は真にお客様のお役に立ち、お客様の海外展開を支援出来ているのか?」 一人の銀行員として、10年間、延べ750社以上の日本企業との面談を通じて、創業メンバーの戸田が感じた素朴な疑問でした。

日本企業の日系銀行への信頼は過度に大きすぎる可能性があります。例えば、海外拠点において、日系銀行は、単なる為替両替手続きの対価として元本の1%以上を手数料として徴求しているケースも散見されます。為替予約、為替デリバティブ取引になれば尚のこと、レート計算が複雑なことに起因して、お客様はそのレートの正当性を判断することが難しくなり、反対に銀行は収益を上乗せしやすくなります。

しかもそれらの手数料はあくまで為替レートに織り込まれるため、費用項目ではなく、為替差損として御社の損益計算書に計上されています。そして営業外損益は誰のKPIにも含まれていないため「為替差損益は営業外の差損であるから仕方ない」と言うことで片付けられているケースも散見されます。

銀行が優越的な地位を利用し、または顧客からの信用と、その金融情報の非対称性を利用し、過度に手数料を徴求している現状を変えることが出来ないか?そしてそれは銀行出身の第三者、且つ金融工学に精通している、つまり我々が事業法人様と力を合わせて成すべき仕事ではないかと考えました。

創業は2018年12月、拠点は、中国は上海に設置しました。そこで早速、お客様(大手日系企業)の為替手数料の0.99%の削減に成功しました。そして、この状況をより深刻に受け止めたのは、お客様の日本のご本社様でした。

そこで我々は2020年6月より、日本での営業活動の準備をはじめ、現在、少しずつですが日本での営業活動を開始しています。本社の社長、経営メンバー、財務経理部、または経営企画室のみなさまと連携して、真にお客様の立場に立った、為替に関するご支援を実施しています。

我々の想いは明確です。「日本を支える事業法人様の為替に関するお悩みを解決したい」この気持ちを抱えて、100%お客様の立場に立った、為替に関するソリューションを提案しています。

為替に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談頂けますと幸いです。